さらなる回復を目指す「認知行動療法」
休息・休養と抗うつ薬で回復してきた段階では「認知行動療法」という治療法もあります。
気分が落ち込むようなことがあったとき、その原因と考え、さらにはそのときの気持ちと強さを紙に書きます。
医師はその状況を前向きにとらえられる別の考え方が無いか問いかけます。
こうして別の考え方を見つけ、幅広く考えることで、気分を軽くする方法を見につけるのです。
広島大学の研究では、3か月の認知行動療法を受けた患者さんの脳では、「不快を予測する部分」の働きが弱まっていることが分かりました。
※「認知行動療法」は、すべての医療機関で行われているものではありません。また、病気の状態によって、この治療法を行うべきかどうかの判断も必要です。現在診療を受けている医師・病院に相談してください。