基礎知識
日焼け止めは、日焼けや紫外線によるダメージからお肌を守るために使用します。UVカット成分である「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」が入っており、主に医薬部外品として販売されているものが多いです。 紫外線は皮膚のコラーゲンにダメージを与える性質を持っているので、日焼けによるシミやソバカス対策はもちろん、エイジング対策にも日焼け止めは欠かせないと言えるでしょう。 石けんで落ちるものやクレンジングが必要なものなど様々なので、用法をよく確認して使いましょう。
日焼け止めのタイプと特徴
タイプ | 塗るタイプ | スプレータイプ | シートタイプ |
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特徴 | もっとも一般的なものが、乳液やクリーム、ジェル状の塗るタイプ。 顔に塗る場合は、そのまま化粧下地として使えるものも多いです。 ティント(色付き)タイプなら、そのまま薄付きファンデとして代用できます。 |
ミストやスプレーのタイプ。塗るタイプと違い、手を汚さず気軽に使えるので便利です。 スプレーしてそのままでもいいですが、気になる方は噴射後に伸ばしてお肌に塗り込むのがいいでしょう。 |
日焼け止め剤をしみこませたシートタイプ。塗りにくい首の後ろや背中などにも使いやすくおすすめです。 さっぱりサラサラとした使用感のものが多いので、夏場の持ち歩きにもいいでしょう。 |
日焼け止め選びのポイント
選び方1:シーンに合わせたSPF・PAで選ぶ
室内が多めの普段使いに | 外回りやおでかけに | 海や山などのレジャーに |
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日焼け止めに記された「SPF」は紫外線のUVB波(お肌が赤く焼ける原因となる紫外線)からお肌を守る効果の程度を、「PA」はUVA波(お肌の奥まで届きシミやシワの発生に関わる紫外線)から守る程度を表わしています。 SPFは数値で、PAは+・++・+++の3段階に分けられます。 日中ちょっと買い物にでかけたり、ほぼ室内で過ごす場合は、SPFが10~20・PAは+程度で十分と言われています。 | 日中外を出歩いたり、軽い散歩などを楽しむ場合は、SPF20~30・PAは+か++程度がおすすめです。 曇っていても紫外線はしっかり降り注いでいるもの。時間が経つにつれ日焼け止めも落ちてしまうので、2時間置きに塗り直すのがベターと言われています。 | 海や山などのレジャー、長時間のアウトドアには、SPF50前後・PA+++がおすすめ。 海水浴はもちろん、汗などで日焼け止めが落ちやすいシーンでは、なるべくこまめに塗り直すことが大切です。 また、お肌だけでなく瞳や髪も紫外線でダメージを受けます。レジャー時はなるべくサングラスなどを着用し、髪にも使えるタイプの日焼け止めスプレーを併用することをおすすめします。 |
選び方2:お肌のタイプで選ぶ
乾燥肌 | 脂性肌 | 敏感肌 |
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乾燥が気になる方は、しっとりとした乳液やクリームなどで、うるおい補給を謳っているものを選ぶといいでしょう。 「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」などの美容成分がプラスされたものも多く出ています。顔に使用する場合は、化粧水などでしっかり水分を補ってから塗るのをお忘れなく。 | 皮脂やニキビが気になる方は、さっぱりとした使用感を謳うものを選びましょう。ニキビ対策用に作られたものや、皮脂を吸収するパウダーが入ったものなどがおすすめです。 こってりとしたタイプのものは毛穴をふさいでニキビの原因になることもあるので、軽いつけ心地のタイプがいいでしょう。 | 赤ちゃんや子どもでも使える低刺激のものや、敏感肌用に作られたものを選びましょう。 合成化合物や鉱物由来の成分を使用しない、オーガニックの日焼け止めもおすすめです。この場合、ハーブなどの天然成分だけで紫外線を防ぐため、SPF値などは非常に低いものが多いです。 |
選び方3:大は小を兼ねない!
「SPF・PA値は高ければ高い方がいい!」と思いがちですが、そこには大きな落とし穴が。 日焼け止めに含まれているUVカット成分「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」は、合成化合物や鉱物由来の成分です。紫外線からお肌を守ってくれる大切な成分ですが、人によってはこれが刺激になってトラブルを起こしてしまうことも。そのため、「吸収剤不使用」を謳う低刺激の日焼け止めも多く出ています。 SPF・PA値が高くなるほど、上記の成分もたくさん含まれています。「選び方1」で紹介した一般的な数値を参考にしつつ、ご自身のライフスタイルに合わせた数値の日焼け止めをチョイスしてくださいね。
まいむーん