鉄不足に陥ると・・・
「新型鉄不足」について
鉄不足が引き起こす体の不調といえば、まず貧血があげられますが、他にも、肌荒れ、睡眠障害、うつ、疲労感、かぜなどの症状を招くことがあることが最近の研究で分かってきました。鉄を体内に貯蔵しておく「フェリチン」が不足しているかどうかが、こうした鉄不足の目安になります。
フェリチン不足の見分け方について
簡易的に見分ける方法が「あっかんべー」。
下のまぶたの裏が白っぽいときは、フェリチン不足の疑いがあります。他にも、「疲れやすい」「根気が続かない」「うつが治らない」といった症状が続く場合、フェリチン不足の可能性があります。
フェリチン値の測定は一般的な健康診断ではまだほとんど行われていませんが、貧血が疑われる症状がある場合は、保険適用でフェリチン検査を受けることができます。
気になる場合は、かかりつけの医師や内科医に相談されることをおすすめします。
※肝炎の方は、鉄分摂取により症状が悪化することがあるため、鉄分摂取に際しては、必ず医師にご相談ください。
鉄分の吸収率を高めるには
野菜・海藻類に含まれる鉄分は、一般に、酸化した鉄分の比率が高いため、肉類・魚介類の鉄分と比較すると吸収率が低め。そこでおすすめするのが、酸化した鉄分を還元してくれる働きのある「ビタミンC」を一緒にとること。ビタミンCを豊富に含む生野菜であればもちろん問題ありませんが、加熱調理などでビタミンCが減っている場合は、食後に果物やジュースでビタミンCを補うことで、鉄分の吸収率がアップ!